0112 女性の皆さんすいませんでした
ファッション誌を読んでいるとき、ふと気になった内容があった。
そこには「女性の好きな男性のタイプ」が紹介されており、その中の一つに「自分の話を"あいづち"を打ちながら聞いてくれる人」と書かれていたのだ。
「話を聞いてくれる人」は分かるが、「あいづちを打つ」ことが、女性にとってそんなに魅力的なことなのか?
男の立場からすると、なんとも理解しがたい内容だ。
しかし、これはよく考えてみると女性の「乱暴な欲求」なのではないかと思った。
というのも、カフェや居酒屋などで、女性AとBが二人で会話している様子を見ていると、Aは唾を吐き出しながら弾丸のようにしゃべり、Bは死んだような顔で「そうだね」「うんうん」「分かる」とひたすらあいづち打ち話を聞いているということがあった。
この場合、Aは自分が話す内容に「意見」や「同調」を求めるのではなく、ただBにあいづちを打ってもらいながら「話を聞いてもらう」ことで快感を得ているのだ。
女性同士の会話ではよくあること。
目の前にセックスする相手がいるにもかかわらず、一人でオナニーを始めて気持ちよくなってしまうのと一緒で。
なので、あいづちを打ちながら話を聞いて欲しいというのは「乱暴な欲求」でもあり「女性のわがままな本能的欲求」なのだ。
それを性の対象でのある男性に求めるのは当然と言えば当然。
自分の女性に対する理解が足らないと感じる出来事であった。